万葉集

105番

大津皇子おおつのみこひそかに伊勢の神宮かんみやくだりてのぼる時に、大伯皇女おおくのひめみこの作らす歌 一】

我が背子せこを 大和やまとると
夜深よふけて 暁露あかときつゆに 我が立ち濡れし

私の愛しい人が大和へ行くのを見送っていると
夜も更け やがて明け方の露に濡れるまで 私は立ち尽くしてしまった

大伯皇女おおくのひめみこ