万葉集

21番

皇太子ひつぎのみこの答えたまう御歌みうた明日香宮あすかのみやに天の下知らしめす天皇、おくりなして天武天皇てんむてんのうという〕】

紫草むらさきの におえるいもを 憎くあらば
人妻故ひとづまゆえに われいめやも

紫草むらさきのように美しいあなたが憎いならば
人妻と知りながら どうしてあなたを恋い慕うことがありましょうか

大海人皇子おおあまのみこ(天武天皇)