万葉集

701番

はつはつに 人を相見あいみ
いかにあらん いづれの日にか またよそに見ん

ほんのわずかしか あなたとお逢いすることができず
いつの日にか またどこかでよそながらにでもお目にかかることができましょうか

河内百枝娘子こうちのももえおとめ

702番

ぬばたまの その夜の月夜つくよ
今日きょうまでに れは忘れず
なくし思えば

暗闇のあの夜の月を
今も私は忘れることができません
絶え間なくあなたをお慕いしておりますので

河内百枝娘子こうちのももえおとめ